あんこで街を元気にする「あんこもん」。【学ぶ】【炊く】に続き、今回の【発案】では、みんなであんこもん(あんこを使ったスイーツ)の商品企画をします。「こんなに美味しいあんこを、もっとみんなに食べてほしい!」「あの有名店みたいなあんこ菓子を前橋でも食べたい!」「健康を考えたら、もっとあんこを食べるべきだ!」【発案】では、あんこ好きならではの想いを商品にしちゃいます。
まずは、映像をご覧ください!
前橋市の中心市街地にあるチャレンジショップ「CHU-BORN(チューボーン)」で、今回も老若男女「あんこラバーズ」の多世代交流。前橋以外にも周辺の高崎や伊勢崎の方にもご参加いただき、都内在住の方にはWebで遠隔参加していただきました。距離を超えて、あんこもんの輪が広がっています!
1)「推しあんこ」プレゼン大会
あんこ好きが選ぶ「キング オブ あんこもん」。皆さん、気になりますよね〜。参加者の皆さんには、事前に一番お気に入りの「あんこもん」をご持参いただくようにお願いして、自己紹介も兼ねて60秒でプレゼンテーションしていただきました。
5分間で推しポイントをまとめます。集中!
渋川「さちあん」さんの炭酸まんじゅうは、もっちり皮と塩の効いた餡が絶妙なバランスだそうです!
あんことコーヒーゼリーのマリアージュを楽しめる、高崎「六郎」さんの珈琲あずき
あんこのギッシリ感がたまらない、桐生名物「栗まんじゅう」
やっと前橋が出てきました!「栄光堂」のかしわもち
都内からWebで参加の方もご近所「いせや」のおはぎが絶品!と熱く語っていただきました
あんこ好きがオススメするあんこもんなので、間違いない!皆さん、説明のストーリーを聞きながら、しっかりメモを取っていました。この推しあんこプレゼン大会は、今回商品企画する自分達のあんこもんを、どうPRするかの練習でもあります。みんな何かを得てくれたと期待!
「推しあんこ」一覧はコチラ↓
■ヤオコー「手握りおはぎ」
https://www.yaoko-net.com/story/2016_09/141600090018151.html
■さちあん(渋川)「炭酸まんじゅう」
http://sachian1994.com/
■第一協和(高崎)「おはぎ」
第一協和佐野店:高崎市上佐野町915
■六郎(高崎)「珈琲あずき」
http://rokurou.jp/
■藤掛屋(桐生)「栗まんじゅう」
https://tabelog.com/gunma/A1002/A100201/10007293/
■出町ふたば(京都)「豆餅」
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26001520/
■香雲堂本店(足利)「古印最中」
https://koundohonten.jp/
■富士屋(栃木/伊勢崎)「じまんやき」
https://www.tochi-tochi.jp/
■栄光堂(前橋)「かしわもち」
https://eikoudo.com/
■いせや(初台)「おはぎ」
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13161535/
※URLをクリックすると関連サイトが開きます
2)前橋市民のあんこ事情
あんこテンションが上がってきたところで、続いて前橋市民のあんこ嗜好を探ってみました。
・自分の好きなあんこスイーツトップ5
・自分の周りの方(前橋市民)が好きなあんこスイーツトップ5
を事前に準備いただいて、3グループに分かれて各自ご紹介いただきました。皆さんから出していただいたあんこスイーツを、特徴を見極めながら、グルーピングしていきます。
「これは、純粋にあんこを楽しみたいカテゴリーですね」あんこ好きならではのマニアックな切り口
こちらのグループは、「餅系」と「焼き系」に分かれることを発見
キッズあんこもんは、自分の好きなあんこを上手に絵で描いてくれました!
こちらのチームは、基本に返って「つぶ/こし」で分類
Web参加の方も、グループ分けをカメラで映しながら、議論に参加。遠隔参加でも充分にお楽しみいただけます!
各チームごとに発表です!
Aチーム
Aチームは、あんこの役割で分類。あんこが主役の「ザ・あんこ」あんこに違う食感の何かを加えた「あんこ+α」あんこと食材が共存する「あんバランス」あんこで甘さを加える「プラスあんこ」。中でも「ザ・あんこ」と
「あんバランス」が人気の傾向です。
Bチーム
Bチームは「食感」で分類してくれました。左に「粒食感楽しむもの」右に「滑らか食感を楽しむもの」真ん中に「違う食感&味とのバランス」と分類しました。滑らか食感は塩が少なく上品な甘さ、粒食感は塩味の効いた荒々しい甘さという点も見えてきました。数としては「滑らか食感を楽しむもの」と「違う食感&味とのバランス」が人気のようです。
Cチーム
Cチームはスイーツとしての仕上がりで分類してくれました。小麦を使った「焼系」、米を使った「もち系」、そして「パン系」「まんじゅう系」「洋菓子系」と5つに分類。特に、「もち系」と「焼系」の人気が高いことがわかりました。
3チームとも別々の切り口が出てきて、面白いですね。ひとつひとつのスイーツも気になりますが、今回は分類した「キーワード」が重要になります。各チームから見えてきた、前橋市民(群馬県民?)に人気のあんこキーワードを整理してみると・・・・
■あんこが主役のキーワード
「ザ・あんこ」「滑らか食感を楽しむもの」
■あんこ菓子のキーワード
「あんバランス」「違う食感&味とのバランス」「もち系」「焼系」
となります。なんか、ちょっとだけわかる気もします・・・
ターゲットとなる前橋市民の嗜好性が少し見えてきたのは、今回の大きな成果です!
3)あんこ市場を知る
最後に、今後あんこ商品開発をしていく上で、あんこ&スイーツに関する市場動向の共有をしました。
・ここ1〜2年は家でのスイーツ喫食機会が増え、外での機会が減った
・スイーツを食べる理由は「幸せな気持ちになる」「気分転換になる」おうち時間を埋める心の充足として。
・スイーツを購入するお店は、1位「コンビニ」2位「専門店」3位「スーパー」。
・スイーツを選ぶ基準は「おいしいと知っているもの」。外出を控えて新しいスイーツを探求する機会がなく、既知の信頼できるスイーツを選ぶ傾向に。
・都市部と地方ではスイーツ単価に大きな開きがある。地方の専門店で都市部と同等の価格設定をするなら、しっかりと納得できる付加価値をつけて提供する必要がある。
・スイーツ業界でも「モノを売るのではなく、コト(ライフスタイル)を売る」ことが必要になってきている。
今日は、ここまで。次回は「スイーツ競合分析」として、ライバルの「強み/弱み」自分達の「強み/弱み」を洗い出していきます!
あんこ好きの市民ならではの、楽しくて美味しい「あんこもん」アイディアに乞うご期待!
※「あんこもん」で開発した商品は夏頃に「CHU-BORN」でテスト販売する予定です!お楽しみに〜