なぜか、カレーの写真からスタート。タネあかしは後半で・・・
あんこで街を元気にする「あんこもん」プロジェクト。9月9日〜25日までまちなかのチャレンジショップでテスト営業を行いました。(期間中の活動はインスタでご確認ください!)
プロジェクトメンバーにも、期間中お店に入って運営を体験してもらったので、忘れないうちに反省会をすることにしました。
1)テスト営業成果報告
初めに、テスト営業の結果を皆さんと共有。
PR効果
今回、新聞4誌、TV2局、ラジオ2局のメディア掲載となり、連日多くのお客様にご来店いただき、長時間並んでお買い求めいただく状況となりました。これは、プロジェクト自体が「地域活性化」と「食」というメディアの関心が高いテーマの掛け合わせだったのが要因と分析。
配信自体は、PRTIMESのみで、ローカルメディアもネット配信から情報が伝わり、取材依頼へと繋がりました。
※PRTIMESの配信はコチラ↓
あんこ好きによる、あんこ好きのための、あんこ専門店「あんこもん」前橋で期間限定オープン!
一方、媒体接触はSNSが3割でTOPとなりました。地方紙やテレビが発信するSNSで知る方が多いという事になります。
商品別売上と費用
事前にテスト営業の事業計画をプロジェクトのメンバーと共有して、「平日でも1日に180個おはぎを売らないと赤字になります!」と宣言し、250円のおはぎをどうやって180個売るかをみんなで真剣に考えて、テスト営業に臨みました。
結果、商品別の売上は・・・
おはぎ480個/日は、週末の繁忙期の想定数で、これが17日間毎日続きました。メディアに取り上げられた効果と、お客様の購入個数が想定の4倍だったことが要因になります。連日、14時には完売でしたが、あんこの生産能力が限られていることが原因です。想定を上回る販売数の場合にも大きな課題が残ります。
続いて、費用の内訳です。
これも、事前に共有した事業計画とほぼ一致する内容となりました。製品原価として材料費と包装費を合わせて全体の45%になります。人件費は25%で、雇用を確保しながら事業が進めれれる目処がつきました。広告宣伝費は、デザイン費など初期投資分もあるので多くなっていますが、実店舗の際にはもっと抑えられる費用です。
お客様の評価
今回、非常に多世代のお客様にご来店いただいたのが特徴です。そもそも、プロジェクトとしてあんこをテーマにしたのも、多世代交流のためでしたが、結果的にお客様も若い人からお年寄りまで、満遍なくいらっしゃいました。年齢や性別でのマーケティングではなく、「嗜好性」が行動の原動力になることを肌で実感しました。
では、どんな嗜好性が効いたかというと・・・
お客様アンケートで来店理由をお聞きすると、当然「あんこが好き」がトップ。あたらしモノ好きの前橋市民らしい「話題だから」が2番目です。そして、3番目の「地域活性の活動に賛同して」が3割もいらっしゃいます涙!マチナカ活性化のために、実際に行動に移してくれた人が3割もいるんです。これからの活動の支えになります!
マチナカに実店舗ができたら、4人のうち3人が来てくれると答えてくれました!みなさんの期待に応えるために、開店準備を急がねばなりません。
2)良かった点、ダメだった点
いよいよ、反省会です。自分達が当事者なのでダメ出しするのに気が引けますが、「ダメだったことは、良かったことの2倍出す」ルールで、皆さんに挙げていただきました!
「ほんと、自分が機械になって、必死でおはぎを握ってました!」
「エクレアの評判が、想定以上によかったですよね。」
「もうちょっと気持ちの余裕をもって、お客様に対応できるといいかも。」
運営や接客に対しても、やり残したこと、こうすれば良かったと思う事がたくさんありました。
店舗では、導線の課題、そして、アーケードに助けられたという点が多かったです。
全ての項目を一枚にまとめるとこうなります。
ピンクが良かったこと、ブルーがダメだったことです。少しだけブルーが多いようです笑。様々な視点から出していただいたポイントを「商品」「サービス」「デザイン」というカテゴリに分類して整理しました。黄色の付箋に解決策を書きこみ、それぞれ関連性を検討して、改善の実施項目を整理しました。
1)基準づくり
・製造基準、味の基準、製造基準
・品質表示
2)製造拠点づくり
・製版分離
・合理化、機械化
3)メニュー開発
・テイクアウトメニュー追加
・メニュー数制限
・商品の個性化
・専用包装開発
・箱売りセット化
4)販売拠点づくり
・アーケード必須
・工程とレイアウト
・Web /SNS担当設置
5)並ばずに買える策
・注文・予約方法の確立
・営業時間の見直し
6)適正運営
・適正人員確保
・お客様からのフィードバック
・ブランドブック
・コンセプト再確認
・ゴールの設定
改めて書き出すと、多い・・・ですが、何とかなるでしょう。特に今後のあんこもんプロジェクトでは、新たなメンバーにも参加していただき「メニュー開発」を中心に進めていく予定です。
3)お楽しみランチタイム!
テスト営業の無事終了をお祝いして、皆さんにカレーを振る舞いました。
作ってくれたのは、あんこもんメンバーでもある、「出張料理人」諸田さん!実は、スパイスあんの生みの親でなんです。
4)今からでも参加できます
いよいよ、来春の実店舗開業に向けてスタートです。新たに参加していただけるメンバーも大募集です。一緒にあんこもんの商品を考えませんか?
※Google Form が開きます。
※Google Formでの登録ができない方は、maebashilivinglab@tsumugucd.com までご連絡ください。